[2020/10/18(日)] 越華祭2020の全プログラムを終了しました
ごあいさつ
理事長挨拶
越華祭2020によせて

丸木清之
2020年、年初には想像もしなかった新型コロナウイルスのパンデミックにより、東京オリンピック2020大会も延期を余儀なくされ、感染拡大の影響で世の中が一変しました。未だ終息の道筋は見えず、何よりも学生諸君におかれては、大変な不安とご苦労と戦いながら学業に励んでおられることと拝察しています。
今年の越華祭は、そのような厳しい環境下で、実行委員を中心として知恵を絞って新しい形で開催されます。そうしたチャレンジに対して、学生諸君の逞しさと勇気に心からの敬意を表します。
さて、今回の越華祭のテーマは「蒼~ao~」と伺いました。学生諸君のいろいろな想いが込められた含蓄のある素晴らしいテーマであると共感いたします。
皆さんの若き創造力で越華祭にあらたな息吹をもたらし、withコロナの時代にふさわしい、大輪の花が咲きますよう、多くの皆さんの参加を得て、皆さんにとってかけがえのない思い出となる大学祭を実現していただきますよう、心より願っております。成功をお祈りいたします。
学長挨拶
越華祭2020によせて

別所正美
直前まで開催の可否が議論されてきた埼玉医科大学の学園祭である越華祭が、オンラインという形式で開催されることになりました。COVID-19感染拡大を防止するため、種々のイベントが中止あるいは延期を余儀なくされる中、越華祭を何とか開催したいという学生諸君の熱い思いと、何とかして開催させてあげたいという教職員の強い思いが一つになり、この度のオンライン開催に結実しました。短い準備期間にもかかわらずに開催を実現させた学生諸君、彼らをサポ-トして下さった教職員各位に敬意を表するとともに、お祝いを申し上げます。また、開催にあたって、ご理解、ご協力をいただいた近隣の自治体や地域の皆様に御礼を申し上げます。
さて、今年の越華祭のテ-マは「蒼~ao~」とのことです。「蒼」を青空のシンボルと捉え、先の見えない闇を乗り越えた先に待っている明るい未来を皆で創ろう、という意味が込められているそうです。COVID-19による暗雲が垂れ込め、社会全体が鬱々としている現在にふさわしいネ-ミングだと思います。このテ-マが目指すように、晴れ渡った青空の下で越華祭が開催される日が一日も早く訪れることを切に期待いたします。
越華祭2020が無事に開催され、学生時代の大切な思い出の一つとなることを祈念し、ご挨拶といたします。
医学部長 挨拶
蒼:心新たな夜明けへ

村越隆之
越華祭関係者の皆さん、まずはこのコロナ禍でのオンライン開催に到達されたこと、お喜び申し上げます。日本全国の、というよりは全地球上を覆う暗雲の下、閉塞しがちな日常の行動半径をサイバー空間に解き放とうとの気概にエールを送りたいと思います。医療系の大学生として完璧に安全を守る模範を示しつつ、高々10Mピクセル程度の二次元モニター画面の中に情報伝達と感興の最高度の再現を図ることは、もはや我々のジェネレーションにはなし得ない、君達若者の誇るべきセンスと才能だと素直に感嘆いたします。
通常はともすれば交通至便とは言い難いこの関東平野の一遇にて、今回ばかりはなんの不便もなくアクセス可能なチャネルを誇示することができるのです。世のおもだった大学に引けを取らないアピールを発信してください。そして多くの同級生、キャンパスを超えた友人、本学を目指す高校生、家族、地域の方々、我々教職員に対し、自由で制限のない心温まる交流の空間を解放してください。
思えば今年の4月に初のオンライン学年オリエンテーションを発した際に、私は皆さんに、この人類史に残るエポックを迎え社会と自身が価値観の根底から変わらざるを得ないことを認め、新たな時代を生きる適応能力を発揮してくださいとのメッセージを伝えました。幸い、この半年間、皆さんはそれにしっかりと応えてくださり、新しい行動規範のもとに安全と学業の両立という目標を叶えつつあります。大変に素晴らしいことであり、今ここに率直に感謝と敬服の気持ちをお伝えいたします。
どうか、この記念すべき越華祭にあって、これまで個々人の生活の中で深化結晶化させた想いを自我の外に向かって問いかけ、ディジタルコード化された会話の中で応酬し合い、GHzでも追いつかないほど十二分に燃焼してください。それこそが、今後コロナ制圧後に晴れ渡るであろう大空の “蒼い、青い、宇宙(そら)”に一条の輝く軌跡を残し、“蒼天” に突き刺さる若者の真情として皆さん自身と本学の未来を導かんと信じています。
保健医療学部長 挨拶
越華祭によせて

加藤木利行
今年の越華祭のテーマは「蒼∼ao∼」だということです。
今までDIVE、SPARK、GOAT、JAZZ UPと元気の良いテーマが続いていましたが、今年は時勢を反映してということでしょうか夜明けを待つ気持ちを表しているそうです。
昨年のご挨拶にも“日本を取り巻く環境は日に日に厳しくなるばかりで”と書いたのですが、今年はそれに加えてコロナウイルスの猛威の前に大学運営も危機に立たされています。
教員も慣れない配信授業で悪戦苦闘しておりますが、それを消化吸収しなければならない学生諸君もさぞ大変だろうと思います。
何とか臨床実習も開始されましたが、最上級生は国家試験の日が迫って来ています。昨年は医学部・保健医療学部とも良い成績でしたが、今年も逆境にめげずに力を出してください。
このように諸般の状況が苦しい中で、なんとか越華祭を開催して、少しでも明るくしたいということで学生たちが企画してくれたWEB配信の越華祭です。
たくさんの学生が参加して楽しんでくださることを願っています。
残された半年が皆さんにとって、良い年でありますようにお祈りいたします。
学生部長 挨拶
越華祭2020 によせて

伊藤彰紀
オンラインによる越華祭2020開催誠におめでとうございます。
COVID-19の感染下で、来場者を迎えての例年通りの大学祭は困難であることは早期から予想していましたが、皆さんの越華祭開催への熱意と、実行力でこのオンライン開催が実現したことを大いに称賛したいと思います。
今年の春以降はオンライン授業が主流となり学生は殆ど大学に来ることなく、そこには学生同志のコミュニケーションが希薄となりました。特に1年生にとってはその状況は顕著であったと思います。
そのような状況の中で、学生のコミュニケーションを少しでも取り戻すためにも、今回のオンライン越華祭は役に立つものと思います。出来るだけ多くの学生が参加することを期待しています。
越華祭2020のテーマは「蒼 ~ao~」であり、「ao」はハワイ語で夜明けを意味すると実行委員長から聞きました。COVID-19感染症下でnew normal(新しい日常)が求められている中、様々な考え方や行動において発想の転換が必要です。まさに新たな世界の「夜明け」が訪れようとしています。
この時期に相応しいテーマであり、その時期ならではの越華祭の企画を見せて欲しいと思います。
大学祭をオンラインで行う試みは初めてであり、実行委員の皆さんも試行錯誤しながらここまで何とか辿り着いたわけですが、開催にあたり、ご指導いただいた学生部委員会ワーキンググループと情報技術支援推進センターの先生方、両学部の事務の方々、関係各位に学生部長として深く感謝申し上げます。
今年のオンライン越華祭が、両学部の皆さんの大学生活の素晴らしい思い出の一つになることを祈念しています。
医学部同窓会長 挨拶
越華祭開催を祝して

稲葉宗通
2020年度越華祭の開催誠におめでとうございます。
今年は、新型コロナウイルス感染症により入学式を始めとして、全ての行事が中止になり、学生の皆さんも登校禁止が続き、未だに通常の授業や実習が制限され、大変なご苦労があるものと思います。その様な状況下ですから、今年の大学祭も中止になるだろうと寂しく思っていましたが、8月に入り4年生の箱島君から今年の越華祭の委員長になりましたとの挨拶があり、嬉しく思ったと同時にコロナ禍での開催は実現できるのか不安にもなりました。
しかしそれはすぐに私の杞憂にすぎない事がわかりました。
内容を聞いてみると、オンライン開催にて人との接触を極力少なくし、安心してみんなに楽しんでもらえる様にと創意工夫がなされた計画でした。そして実行委員長の箱島君と秋元君をはじめとする委員の皆さんの思いが籠められたテーマ「蒼〜ao〜」が最大限に表現されうる内容と感じました。
歴史に残る新型コロナウイルス感染症の流行の年に、これまでと全く異なる手法で開催される越華祭は特別な存在として刻まれる事でしょう。
そして越華祭に関わる全ての人と参加する人々の思いが一つになり、全ての人が昇華する事を期待します。